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備蓄米とコメの流通の不思議

小泉農水相が就任してからの備蓄米の販売については、早い対応でしたね。

それにしても、昨年秋からのコメ不足、価格の高騰などは、特に子育て中の方や、飲食店経営者には、困る事態です。

私の近所の大手スーパーでは、長らくコメ売り場が空っぽでしたし、わずか並んでいても昨年の価格の倍以上になっていました。

この事態になって、いろいろ原因を分析している動画などを見ましたが、夏の異常気象による収量の不足や過去の減反政策などもあるでしょうが、やはりわからないのは、流通の不透明なブラックボックス化でしょうか。

地上波のテレビなどは、その原因を深く切り込んでいる報道はありません。

本当に報道に携わる人たちは、調査していたんでしょうか。ただただ無責任に、コメの高騰、不足感で国民を焦らせていたばかりです。

 

ところが、この安い備蓄米が販売が始まったとたんに、店頭にブランド米が少しずつ並び始めていて、しかも少し値下がっているとのことです。2025年産米が夏には早いところでは出てきますが、今ごろになって卸業者が放出しだしているのでしょうか。

コメ流通の大手卸業者がかなりの荒稼ぎをしていたとも報じられています。コメの高騰を狙って卸業者で転売をしていたのは事実なようです。

小泉農水相には、コメの流通の透明化、農家のための政策など、引き続き期待したいところです。