東京で暮らしていた20代の頃に花粉症を発症し、かれこれ、ン十年も春には悩まされてきました。
長年、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤での服薬で抑えていました。でも長期にわたる対症療法の薬の副作用は本当にないのか、疑問に思いつつ、それしか対処方法がないとあきらめていました。
そこで、4年前に舌下免疫療法というのを始めることにしました。これは、スギのアレルゲンそのものを体内に入れて、対症療法ではなく、花粉症の根治を目的とするものです。
それまでその治療法の存在は知っていましたが、1日も欠かさず薬を服薬すること、2~5年位継続すること、100%の確率ではないこと、等でためらっていました。
しかし4年前に始めた頃は、治る確率は80%程度にまで上がっているということで、開始することにしたのです。
舌下免疫療法は、舌下に液体(その後錠剤)を注入し、2分程度保持する方法です。6月頃に開始し、翌年の春にはもう改善が見られました。抗アレルギー薬等を飲まなくても、過ごせるようになったのです。(ひどい時に服薬するくらい)
昨年の6月で、ちょうど3年間治療を続け、終了。さあ、今年の春はどうでしょう・・・コロナ禍で、マスクをしているせいもあるのか、今のところ花粉症はかなり抑えられています。
先日も、風の強い日にあえて近所の公園を歩いてみました。人とすれ違わない場面ではマスクもはずして・・・
全然大丈夫です!以前なら風の強い春の日に、外を歩くなんて考えられませんでした。
花粉症による、ぼーっとする作業効率の低下や、生活の質の改善には役立っているのではと感じています。