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税理士が独立するタイミングの一考察

税理士の資格登録をして、すぐに開業税理士として独立する人、勤務税理士として引き続き継続する人、様々です。理由は人それぞれだと思います。

税理士試験に合格し、2年間の実務経験を経て、税理士として登録すればすぐに一国一城の主になるべく、開業税理士に進む人もいます。人に使われるのは嫌だという思考の人はそうでしょうね。

一方で勤務している税理士事務所で厚遇されており、責任のある立場になっていて、なかなかやめにくい状況の人もいるでしょう。

私の場合は、わりと遅い独立開業でした。勤務している事務所で長年勤務していたわけですが、子供の受験などを控えていたりすると、そこまで意思決定する余裕もなく、また、独立するリスク(?)は避けたいと何となく思っていました。

しかし、いざ個人事務所を開業してみると、実際のところ、それなりに何とか進んでいくものです。

結果的に、遅い開業もメリットはあったかと思っています。それはそれまでの税理士業での「経験値」です。

それなりに年齢を重ねて、多忙の中で多くの経験値は積むことができたと思っています。

今も、難しい案件に直面しても、何をどう調べるべきか、過去の経験から、解決して事なきを得ています。

お医者様にかかっても、あまり若い先生だと失礼ながら心配になりますよね。経験を積んだお医者様の方が患者からすると安心感はあります。

私の場合も、新たなお客様に対しても、この年齢と経験が安心感を持っていただいている(と勝手に思ってます)のかな、と。

 

それに、なぜか、勤務税理士時代の人脈(そう多くはないですが・・・)が、今になって助けてくれています。本当にご縁がつながっているものです。

 

独立するタイミングは人それぞれです。自分で信じた方向へ進めばいいのです。結果はついてきますから。