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今話題のチャットGPT、デジタル格差激しくなる・・・

最近話題のチャットGPT、世の中、AIがますます進化しているようです。息子にその話を聞いて、ふ~ん、とわかったような返事をしましたが、ほとんど私には理解の及ばない内容です。

マイクロソフトのチャットGPTに対抗してGoogleもBardというAIのサービスを発表した、というニュースは知ってますが、内容はさっぱり・・・

使いこなせる方には楽しい世界でしょう、ですが大半の国民はどこまで享受できるのでしょうか・・・

ますますデジタル格差は大きくなるばかりでしょうね。

 

先日落合陽一さんと台湾のデジタル大臣のオードリー・タンさんの対談をテレビで見ましたが、台湾はデジタルの力で、国民に利便性を生み出しているようです。それに比べて日本の行政のIT化の現状は惨憺たるものです。

 

行政の中では、国税は比較的早い段階でデジタル化が進んでいたと思います。勤務していた事務所でも平成21年頃には電子申告(e-tax)で税務申告書の提出を開始していましたし、会計ソフト会社も対応して便利なソフトを提供してきたものです。

AIが進むと、将来無くなる職業に、税理士があげられていましたが、果たしてそうなるでしょうか、疑問です。自己防衛で言ってるのではなく、現状はデジタル格差は相当なものです。

実際、国税庁の提供する確定申告e-taxは、相当便利に、簡単な操作でできています。ですが、現状のほとんどの方は医療費の領収書の集計ひとつどうしたらよいかわからない、事業用の経費と家事費の区別もあいまい、年金の源泉徴収票をなくしてしまう、そんな程度の方がほとんどです。

 

この確定申告の時期、私の場合、大半は難解な知識と関係ない作業がほとんどです。ご高齢の顧客の方の場合は、病院の領収書を病院別に振り分けて集計する作業に明け暮れています。

また、若い納税者の方でも、本業が忙しく、経理がおろそかになりがちで、税理士にお任せという方が多いと思われます。

この作業から解放されると、専門的な業務に集中して従事できれば世の中効率的になると思うのですが・・

 

日本はマイナンバーカードだのポイントだの躍起になっていますが、そんなことしているうちに超高齢化が進んでデジタル化はもはや遅し・・・という社会になって、ガラパゴス化するでしょうね。