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令和6年度固定資産税が下がらない理由

令和6年度の固定資産税の通知書が、市町村から届いている時期です。

固定資産税は、3年に1回土地や建物の評価額の見直しが行われ、令和6年はその評価替えの年にあたります。今まで、建物の評価額は、減価により減少傾向であったため、今回も税額が下がるのではないかと期待していると、今年はそうでもないようです。

 

家屋の固定資産税は、新築住宅の場合は新築した年の翌年からの3年~5年は2分の1に減額されますが、その期間が終了すると元の税額に戻りぐっと高くなります。しかしそれ以降は減価により、評価額、税額は少しずつ減少していくのが通例でした。

しかし令和6年度は、評価額も税額も減額になっていないお宅が続出しているようです。

なぜなら、近年の円安や資材などの原材料価格の高騰により、建物の再建築価格の上昇があるため、評価額自体が上昇し、前年よりも高くなっているのです。前年より高くなる場合は、据え置きとなるからなのです。

 

土地の固定資産税も、地方都市においても一部の都市部では、地価が上昇し、その結果税額も上昇しているところもあるようです。

 

何かと負担の多いことばかりです。