岸田前首相、金融庁がプラチナNISAなるものの創設を検討しているそうです。
そのうち制度が開始されて、金融機関の営業マンが、地域の高齢者に売り込みをかけるようになれば、私個人の意見ですが、ご注意いただきたいのです。
NISAが始まって、投資を開始した方が多くおられます。現制度の、若い方が長期投資で、運用益の良いインデックス投資などにこつこつ積み立てるのは全く異論はありません。今、トランプ関税の影響で株価が下落しても、長期投資では、損をしないと言われています。
ただし、このプラチナNISAでは、65歳以上の高齢者が対象で、NISAの商品にはラインナップされていない毎月分配型の投資信託も含まれるそうです。
この毎月分配型というのが、利益が出なかった場合は、元本から払い出されて支払われるだけで、むしろ手数料が取られてメリットが無いように思います。高齢者対象ですから、長期投資には向いていませんし、投資に詳しい方は、少数でしょう。
そもそも、投資はリスクがつきものです。投資にまったく情報や興味がない方は、大事な財産を投資商品に預けるのは、心配です。よく考えたうえで決めましょう。営業マンに言われて安易に契約するのは踏みとどまってください。
おそらく、国としては、高齢者の持つタンス預金をあぶりだしたいのでしょう。確かにタンス預金は、強盗被害なども怖いですから、普通に銀行に預ければいいです。そのうえで相続対策しましょう。